写真は見本品です。
写真は4月24日撮影。状態は季節により変化いたします。
中国青花 シャガ
(分類)アヤメ科スズラン亜科ジャノヒゲ属の常緑多年草
(原産)中国
(開花期)4月-5月
(草丈)30cm-40cm
(利用) 寄せ植え、グランドカバー
中国から導入された濃青紫色の多花性種です。
生育は旺盛でランナーを伸ばしてどんどん広がっていきます。
花の色は日本に自生するものとはまったく違った濃い紫色です。
ただ、肥料が不足したり鉢植えで根詰まりすると少し薄い色になります。
シャガには目面しい性質があり、シャガの葉は表がくっついた形で伸びていきます。
つまり両面が葉裏なのです。しかしつやのある面とあまりつやの内面ができます。
成長過程で、日の当たる面が表に、反対面が裏になるのです。
表は紫外線から細胞を守るためにろう物質で覆われた光合成をする細胞が集まり、
裏は呼吸する細胞が作られるのです。
樹木の下草に植えるときれいなグランドカバーになります。
下は滋賀県大津市内で。4月30日。
(植え込み)
日陰または半日陰で肥沃な土壌を好みます。土が固くなると根は下に伸びず、地表だけで生きています。
鉢栽培は赤玉土、鹿沼土など保水性のある用土を混合して用います。
露地植えでは腐葉土などをたくさん加え、柔らかい土にして植え込みます。植え込み後は乾燥しないように水を多めに与えます。
(春の管理)
繁殖力が非常に強く、多くのランナーを出して新株をつくってどんどん増殖します。土が固くなると葉の色が悪くなり、新しくできた株も大きくなりません。土が固くならないように腐葉土などをたくさん入れた柔らかい土にしておくときれいな緑の大きい葉を出すようになります。肥料も好みますので油粕の固形肥料を撒いておきます。
(夏の管理)
初夏には涼しそうな花を咲かせます。土が乾燥しないように水やりには注意します。
(秋から冬の管理)
秋にも株から新しいランナーを出して増殖します。